<植木の病害虫>

タイワントガリキジラミ

Trioza formosana Kuwayama
カメムシ目トガリキジラミ科

2022年4月10日 東京都調布市
被害葉


2022年4月10日 東京都調布市
モチノキ新芽の成虫と卵



2022年4月10日 東京都調布市
卵を捕食するテントウムシ



2022年4月10日 東京都調布市
タイワントガリキジラミ

症状

・モチノキ、クロガネモチ、ネズミモチなどモチノキ類に発生。特にモチノキの品種オウゴンモチノキで被害が目立つ。
・葉裏に幼虫が付着して吸汁し、大発生すると黄色から赤褐色の変色部が斑状にでき、ひどく美観を損ねる。

生態と発生条件

・年1世代。2齢幼虫で越冬。
・幼虫は4月ごろから現れ、虫えい内で冬まで吸汁しながら過ごし、動かない。
・成虫は体長約3mm程。黒色で腹に白帯が2本入る。3月下旬~5月上旬に羽化。新芽に産卵する。

防除法

被害葉の除去。
・春にアブラムシ駆除と同時に、殺虫剤散布。(登録農薬はない)

備考

本種によって形成される虫えいは、「モチノキハクボミフシ」と呼ばれる。
・天敵はテントウムシ。
   

モチノキのページへ戻る
病害虫のindexページへ戻る
HOMEへもどる