<植木の病害虫>

テントウノミハムシ

Argopistes biplagiatus
テントウノミハムシ成虫
2013年5月3日 埼玉県狭山市

症状

ヒイラギ、ヒイラギモクセイ、イボタノキ、ネズミモチなどモクセイ科の植物に発生する。成虫、幼虫共に葉の中の葉肉を食害する。食害された跡は、茶褐色に変色し、多発すると目立つ。

病原菌と発生条件

・ハムシ科の食葉性昆虫。多発すると、葉を食べつくすほどの被害が出る。
・成虫は体長3~4mm、テントウムシによく似る。触ると飛び跳ねて逃げる。幼虫は扁平で、乳白色~黄色。体長5mmほど。
・北海道~九州に分布。
・年1回発生。落葉の下で成虫越冬し、3月ごろに樹上で活動を始める。新葉の裏に産卵し、幼虫は葉の中に潜入する。老齢幼虫は地上に落下し、蛹化。6月に羽化し、葉を食害する。

防除法

・補殺
・冬季の落葉除去
・スミチオン1000倍液などの殺虫剤の散布

備考

・近縁種に「ヘリグロテントウノミハムシ」があり、写真はこちらの可能性もある。
ヒイラギのページへ戻る
ヒイラギモクセイのページへ戻る
病害虫のindexページへ戻る
HOMEへもどる