イスノキ 柞

Distylium racemosum

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全景

2020年3月20日 茨城県坂東市
茨城県自然博物館
準備中
2020年3月20日
茨城県坂東市
樹皮

2022年5月7日
福岡県福岡市

2006年10月
神奈川県川崎市
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 マンサク科イスノキ属
別名と外国名 別名:ユスノキ、ユシノキ、ヒョンノキ
自生地(原産地) 静岡県以西~沖縄。済州島、台湾/沿海の樹林地
樹 高 5~20m
開花期と結実期 花:4~5月/実:10月
特 性 陰地~半陰地/耐潮性は強い/耐乾性は強い/生長はやや遅い/萌芽力あり/移植は容易
植栽域 暖地性。
美 性 花は地味で目だ立たないが、枝葉が密生し、性質も強健なところから造園木として利用される。雰囲気はモチノキに似る。葉には虫こぶがつきやすく、樹勢にはあまり影響しないものの、美観は損ねる。
用 途 公園樹、庭園樹、街路樹、生垣
管 理 ・枝葉を密生させる場合は、適度な刈込を行なう。

・病害:斑点病、すす病、さび病など
・虫害:アブラムシ、カイガラムシ、ミノガなど
類似種と品種  
文 化

・イスノキコムネアブラムシにより葉の表面に多数の小型の突起状の虫こぶを作る。また、イスオオムネアブラムシによっては丸く大きく膨らんだ虫こぶ(ひょんの実)が形成される。
・タンニンを含む虫こぶが染料の材料となる。
・材は堅く、国産材中最も強い材。建築材、器具材。木刀、そろばん。
・耐風性があり、暖地の防風林として利用されている。

メ モ ・雌雄異株または同株。
事例写真

全景(愛知県名古屋市。名古屋城。2008/7)
葉裏(神代植物公園。2023/4/22)

備 考  
参考文献

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