カキノキ 柿の木 |
Diospyros kaki |
郷愁の果樹 | indexへもどる |
全景 | 花 | 葉 |
2011年9月19日 横浜市緑区 |
2017年10月1日 茨城県つくば市 ‘富有’ |
|
実 | 紅葉 | |
2006年11月23日 埼玉県川口市 ‘富有’ |
2017年10月1日 茨城県つくば市 ‘富有’ |
分 類 | 高木 | 区 分 | 落葉広葉樹 |
科属 | カキノキ科カキノキ属 | ||
別名と外国名 | 英名:Chinese persimmon, Japanese persimmon, kaki/中国名:柿 | ||
自生地(原産地) | 中国の長江流域 | ||
樹 高 | 5~10m | ||
開花期と結実期 | 花: 5~6月/実:10~12月 | ||
特 性 | 陽地~半陰地/耐寒性は強い/耐暑性は強い/耐乾性はやや弱い/隔年結果はしやすい | ||
植栽域 | 東北~九州 | ||
美 性 | 昔から日本の秋の風物詩として親しまれてきた果樹。古い民家の庭先によく植えられている。日本の気候にも合って、育てやすい家庭果樹のひとつである。 | ||
用 途 | 庭木 | ||
管 理 | ・甘柿は関東以西、渋柿は東北以南が適地。 ・植付適期は11~3月。(よく活着させるには秋植えが望ましい) ・樹形は果樹としての利用であれば、開心自然形(幹短くして、そこから主要な枝を2~4本分岐)がよいとされる。 ・施肥は6~7月とお礼肥に化成肥料、12月に有機質肥料を施す。(他の果樹に比べ、カリ分が必要) ・人工受粉の必要性は品種による。(渋柿は自家結実しやすい) ・摘果は、7月ごろ、1枝および葉20~25枚に1果実くらいのバランスとする。 ・樹勢の維持には、落葉期までに果実を取り除く。 ・病害:落葉病、炭そ病など ・虫害:カキノヘタムシ、カイガラムシ類など。 |
||
類似種と品種 | 品種:富有、次郎、御所(以上、完全甘柿)、禅寺丸、筆柿(以上、不完全甘柿)、平核無、刀根早生(以上、不完全渋柿)、市田柿(以上、完全渋柿)など多数。 | ||
文 化 | ・1214年に神奈川県川崎市麻生区の王禅寺で発見された禅寺丸という品種が日本初の甘柿とされる。 ・カロチン、ビタミンC、カリウムなどを豊富に含む健康食品としても注目される。 |
||
メ モ | ・土壌pH6.0~6.5 ・耐寒気温-13℃ ・収穫まで4~5年程度。「桃栗三年柿八年」と言われるが、環境や品種により幅がある。 ・繁殖は接木。 ・鹿児島以南では常緑。 ・渋柿の渋抜きの方法としては、冬の風物詩ともなっている干し柿のほか、アルコール脱渋(ヘタをアルコール類につけて、乾燥しないうちにビニール袋に入れ、空気を抜き、1~2週間密閉するもの)がある。 |
||
事例写真 | ・カキノキ畑(横浜市青葉区。2010/10/11) | ||
備 考 |
参考文献 |
PAGE TOPへもどる indexへもどる HOMEへもどる |