オオヤマザクラ 大山桜

Cerasus sargentii (Rehder) H.Ohba var.sargentii

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全景

2007年4月22日
福島県白河市

2007年4月22日
福島県白河市

2023年4月23日
東京都調布市
樹皮
準備中
2004年8月
分 類
高木
区 分 落葉広葉樹
科属 バラ科サクラ属
別名と外国名 別名:エソヤマザクラ、ベニヤマザクラ
自生地(原産地) 北海道、本州、四国、南千島、サハリン、朝鮮半島
樹 高 10~20m
開花期と結実期 花:4~5月/実:5~6月
特 性 日照は陽樹/耐寒性は強い/耐暑性はやや弱い
植栽域 北海道~本州、九州の高地
美 性 ピンク色の花をつける美しいサクラ。秋の紅葉も美しい。東北地方や北海道の代表的なサクラ。
用 途 庭園木、公園樹、街路樹
管 理 ・てんぐ巣病、アメリカシロヒトリの発生がある。
・桜の枝は切り口から腐りが入りやすいので、 癒合材を塗るなどして切り口を保護する。
類似種と品種 類似種:ヤマザクラ、カスミザクラ

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文 化 ・名の由来は、ヤマザクラより葉や花が大きいことから。
・材は建築材、家具材、彫刻材として利用され、樹皮は樺細工に用いられる。角館の樺細工は特に有名。
・札幌以東・根室以西の桜の開花予想の標本木には、染井吉野ではなく、本種が利用される。
メ モ

・ヤマザクラやカスミザクラより標高の高いところに生える。
・開花期はソメイヨシノに比べ、やや遅い。葉裏が白みを帯びる。
・花と葉が同時に開くと言われるが、個体によっては花が先に咲く。
・樹形は広卵状。
・花径3.0~4.5cm。ヤマザクラは2.5~3.5cmほど。

備 考  
参考文献
「日本の桜」川崎哲也,山と渓谷社,1993
「新日本の桜」大場、川崎、田中,山と渓谷社,2007
「サクラ100選」ニュー・サイエンス社
「サクラハンドブック」大原隆明,文一総合出版,2009
「日本の桜」勝木俊雄,学習研究者,2002
「桜」勝木俊雄,岩波書店,2015
「サクラ保存林ガイド―DNA・形質・履歴による系統保存―」吉丸博志・勝木俊雄・岩本宏二郎,森林総合研究所多摩森林科学園,2014
「さくら百科」永田洋,丸善,2010
「桜の樹木学」近田文弘,技術評論社,2016
「チェリー・イングラム」阿部菜穂子,岩波書店,2016 ほか
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