トキワマンサク 常盤満作

Lorpetalum chinense

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全景

2006年10月神奈川県川崎市
川崎市緑化センター

2021年3月24日
横浜市青葉区

2006年10月
神奈川県川崎市
樹皮

2017年9月23日
神奈川県横浜市

2010年9月
神奈川県横浜市
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 マンサク科トキワマンサク属
別名と外国名  
自生地(原産地) 三重県伊勢神宮林、熊本県荒尾市小岱山、静岡県湖西市神座/中国大陸南部、台湾、インド東北部
樹 高 5~6m
開花期と結実期

花:4~5月/実:10月

特 性 日照は陽樹~中陽樹/耐寒性はやや弱い/耐暑性は強い/萌芽力あり/成長はやや早い/移植はやや容易
植栽域 関東以西~沖縄
美 性

常緑のマンサク。性質強健。小さな短冊のような花弁を束ねた花を咲かせる。樹形は地際から枝を出して楕円状にまとまるが、刈込みにも耐えるので狭い場所でも植栽できる。成木になると、樹冠全体が花で埋まるように咲かせる。

用 途 庭園樹、公園樹、生垣
管 理 ・剪定は、樹形を乱す枝や弱い枝を抜く。適期は、花を楽しむには花後に枝抜きをするが、生垣としては、6~7月と冬に刈り込む。
・萌芽力があるため、様々な仕立て方が選べるのも本種の魅力。
・夏の乾燥にあうと、樹勢が衰えることがある。

・病虫害は少ない。
・病害:さび病、うどんこ病など
・虫害:カイガラムシなど
類似種と品種 園芸品種:ベニバナトキワマンサクベニバベニバナトキワマンサク
文 化

・伊勢神宮には天然林(1931年に国内で最初の発見)があり、隔離分布として有名。「環境省レッドリスト(2007年版)」絶滅危惧IB類(EN)に選定。
・花言葉:霊感、おまじない など

メ モ ・紅花のベニバナトキワマンサクは、個人邸の生垣などによく利用されているが、より枝が徒長しがち。
・繁殖は実生、挿木。
・生垣用の苗木は、枝が疎らでスカスカな印象を受けるが、適当な環境では成長よく、数年で良い遮蔽となる。
・花芽形成は8月。
事例写真 青葉と赤葉の混植生垣(東京都千代田区皇居東御苑。2006.5.14)
自然樹形(東京都調布市神代植物公園。2005.9.4)
赤葉の列植(神奈川県川崎市。2007.4)
赤花の円柱形刈込樹形(横浜市緑区。2011.4.10)
白花生垣(横浜市青葉区。2021.3.25)
紅花赤葉生垣(横浜市緑区。2021.3.27)

・巨樹名木:小石川植物園のトキワマンサク(東京都文京区)
・名所:トキワマンサク自生地(県天然記念物。静岡県湖西市神座(県天然記念物)、熊本県荒尾市(市天然記念物)、伊勢神宮)
備 考  
参考文献

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