トウネズミモチ 唐鼠黐

Ligustrum lucidum Ait.

悪環境に耐える忍耐の樹 indexへもどる
全景

2005年7月 東京都文京区

2005年7月10日
東京都文京区

2005年7月
東京都文京区
樹皮

2005年11月
神奈川県川崎市

2006年9月
神奈川県川崎市
分 類
高木
区 分 常緑広葉樹
科属 モクセイ科イボタノキ属
別名と外国名 別名:リュウキュウネズミモチ/英名:Glossy privet/中国名:女貞
自生地(原産地) 中国大陸
樹 高 およそ10~15m
開花期と結実期

花:6~7月/実:10~12月

特 性 日照は半陰地~陰地/耐潮性は強い/耐煙性は強い/成長は速い/萌芽力は強い/病虫害は少ない
植栽域 本州中南部~沖縄
美 性 大気汚染に強く、土質も選ばず、陽地にも陰地にも生育する丈夫な高木。ネズミモチに似るが、本種のほうが葉が大きく、樹全体もひとまわり大きくなる。梅雨期の花は10~20cmの大型円錐花序でよく目立つ。
用 途 庭園樹、公園樹、街路樹、環境保全林、生垣
管 理 ・枝透かしをし、スス病の発生に注意。
・生長が早いので、こまめな剪定が必要。
類似種と品種 類似種:ネズミモチ、オオバイボタ
品種:‘トリカラー’
文 化 ・中国では、イボタロウを採取するために栽培される。
・漢方で、乾燥した果実を「女貞」と呼び、強壮薬として利用される。 生薬は腫物に塗布する。
メ モ ・ネズミモチとの区別点は、本種は葉が大きく、先が細長くとがる傾向があること。また、日にかざすと葉脈が透けて見えることなど。
・'トリコロル'は冬の寒さで白斑が赤みを帯びてトリカラーになる。
平成17年施行の外来生物法において「要注意外来生物」に指定。取り扱いに注意。
事例写真 海沿いの単独木(横浜市中区。2009/7/5)
備 考  
参考文献

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