夏季に、淡黄色の斑点が生じて、次第にやや盛り上がったタール状の黒斑となる。病斑の径は数mm~10mm程度まで大きくなる。自然落葉時までついたままのため、蔓延すると見た目に問題が出る。
・類似の樹病に、カエデ類小黒紋病(病原菌:Rhytisma punctatum)がある。 ・Rhytisma属は、ほかの広葉樹にも同様な病害を生じさせて、総称して黒紋病と呼ばれている。 参考文献: ・花木・鑑賞緑化樹木の病害虫診断図鑑,法政大学植物医科学センター,大誠社,2020 ・植物病原菌類の見分け方,法政大学植物医科学センター,大誠社,2014 ・植物病原菌図説,小林享夫・勝本謙ほか編,全国農村教育協会,1992 ほか