<植木の病害虫>

サンゴジュハムシ

Pyrrhalta humeralis Chen
サンゴジュハムシ成虫(サンゴジュ)
成虫(サンゴジュ)
2011年6月18日 横浜市中区


サンゴジュハムシ幼虫(サンゴジュ)
幼虫(サンゴジュ)
2013年4月20日 横浜市中区

サンゴジュハムシ幼虫(ガマズミ)
幼虫(ガマズミ)
2016年4月21日 東京都町田市

症状

ハムシ科の食葉性昆虫。
大発生すると、葉を食い尽くすほどの害をもたらす。
幼虫、成虫ともに、葉に穴を開けたり、葉の裏面をこそげ取るようにして食べる。

害虫と発生条件

・サンゴジュ、ガマズミ、ニワトコ、オオデマリなどスイカズラ科の植物に発生。
・成虫は年2回発生。
・秋に新梢に産みつけられた卵塊で越冬し、幼虫は3月下旬~4月上旬に発生する。5月に成熟し、土中で蛹化する。
・成虫は、5月から現れ、夏場は仮眠し、9~11月に活動する。
・幼虫は体長10mm前後。黄色で、ゴマ上の黒斑紋がある。
・成虫は体長7mm前後。オレンジ色で、頭に黒点がある。
・分布は、北海道、本州、四国、九州、沖縄。中国。

防除法

・成虫は補殺。冬季に枝先を剪定して卵を除去。
・幼虫に対しては、薬剤散布が効果的な防除。スミチオン乳剤、アセフェート液剤などが有効。
・蛹化前に土壌散布剤も選択肢としてある。

備考

 
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