<植木の病害虫>

ツバキ・サザンカもち病

Exobasidium gracile Shirai
葉の病徴
2011年5月24日 千葉県木更津市
サザンカ



葉の病徴
2011年5月24日 千葉県木更津市
サザンカ

症状

新葉が淡い黄緑色になり、徐々に肥厚し、奇形葉を生じる。その後、罹病した葉の表面は白い粉で覆われ、腐ったり、黒く固くなってミイラ状になったりする。多発すると美観を損ね、樹勢を低下させる。

ツバキでは葉が厚くならずに丸い黄斑ができ、裏面では白い粉がふく「粉もち病」も発生する。

病原菌と発生条件

病原菌は担子菌類Exobasidium gracile。日当たりが悪く、多湿の所で発生しやすい。

防除法

有効な防除方法は確立されいない。
・白い粉をふく前に、罹病葉を除去し、撤去する。
・多発時は、冬季の石灰硫黄合材やZボルドーやトリフミン水和剤などの殺菌剤(適用は茶)を新葉展開期に散布する。

備考

 
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