
2006年8月東京都世田谷区

2012年5月27日 神奈川県平塚市
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症状 |
ドクガ科の食葉性昆虫。幼虫は群生して生活する。時に葉を食い尽くすほどの害をもたらす。
さらに、幼虫の体毛は有毒で、触れるとひどいカブレを引き起こすことから衛生害虫でもあり、特に嫌われている。
体毛の毒は、幼虫が死んでも残ることから、触った後の衣服や退治した後の始末にも注意が必要。また、脱皮した後の殻にも体毛が残っている。
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害虫と発生条件 |
・ツバキ、サザンカ、チャノキなどツバキ科植物に発生。
・年2回発生。葉の裏に卵塊で越冬し、幼虫は4~6月と7~9月に発生する。
・発生1回目の幼虫は新葉を食害し、2回目の幼虫では葉肉だけ食べ、特徴的な円形の褐色痕を表す。
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防除法 |
・弱齢幼虫は、1枚の葉に集まっているので、時期が来たら早目に発見して切除すれば、簡単に退治できる。
・薬剤散布は効果的な防除になる。特にスミチオンなどの有機リン系殺虫剤が有効。
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備考 |
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