ナツグミ 夏茱萸

Elaeagnus multiflora

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全景
2023年11月17日
大阪府大阪市
長居植物園
2024年4月17日
大阪府交野市
2024年5月24日
愛知県名古屋市
樹皮
2024年5月24日
愛知県名古屋市
2023年11月17日
大阪府大阪市
分 類 低木 区 分 落葉広葉樹
科属 グミ科グミ属
別名と外国名 別名:-/英名:cherry silverberry
自生地(原産地) 北海道南部、福島県~静岡県の太平洋側、四国、九州/日当たりのよい川原や原野
樹 高 2~4m
開花期と結実期 花:4~5月/実:5~7月
特 性 日照は陽地/耐寒性は強い/耐暑性は強い/耐乾性は強い/耐潮性は強い/萌芽力あり/成長は早い/移植普通
植栽域 北海道~九州
美 性 幹が株立上に立ち上がり、樹高4mに達する。葉裏が銀白色に見える、長さ3~9センチの広楕円形葉が特徴的。鑑賞の対象となる実は広楕円形で夏に紅く熟す。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理

・萌芽力が強く、強い剪定を行なうと徒長枝が多くなり、収拾がつきにくくなる。
・落葉期に不要枝を抜く。
・目立つ病虫害はない。

類似種と品種 近似種:ナワシログミアキグミ、マルバグミなどグミ類/変種:トウグミ、ダイオウグミ(ビックリグミ)
文 化

・名の由来は、夏に実をつけるグミの意。
・実は食べられるが、渋みがある。果実酒にも利用される。
・材は緻密で、囲炉裏の自在カギに利用された。

メ モ ・葉裏には銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛が混じる。葉の表面に星状毛のあるものは変種でトウグミとされる。
・繁殖は挿木が一般的。
・同じ木に雄花と両性花をつける。
・根に根粒バクテリアが共生する。
事例写真 葉裏(東京都文京区。2005/5/14)

・巨樹名木:大久保のナツグミ(幹回り2.5m。県指定天然記念物。群馬県吾妻郡中之条町。)
・巨樹名木:下横場の大グミ(幹回り2.3m。県指定天然記念物。茨城県つくば市高野台。)
備 考  
参考文献

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