カシワ 柏

Quercus dentata

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全景

2007年11月
神奈川県横浜市
野毛山動物園

2013年4月13日
横浜市都筑区

2007年8月
東京都調布市
神代植物公園
樹皮
準備中
2007年8月
東京都調布市
分 類 高木
区 分
落葉広葉樹
科属 ブナ科コナラ属
別名と外国名

別名:オオカシワ、ハハソ、モチカシワなど/英名:daimio oak、Japanese Emperor Oak

自生地(原産地) 北海道~九州、アジア東北部、中央アジア
樹 高 10~15m
開花期と結実期 花:4~5月/実:10~11月
特 性 日照は陽樹/耐潮性はやや強い/耐煙性はやや弱い/成長は遅い/病虫害に強い/雌雄同株/移植困難
植栽域 北海道~九州
美 性 ブナの仲間では最も大きな葉を持ち、枝も太いため、やや無骨な印象をもつ。新葉展開時はミズナラに雰囲気は似る。秋の紅葉も美しい。冬も枯葉が落ちずに枝先についていて、ユズリハのように新葉と入れ替わるため、縁起が良いとして庭木に利用されている。
用 途 庭園樹、公園樹
管 理 ・強い剪定に耐え、樹形を整えることができる。

・虫害:カミキリムシ類など
類似種と品種 類似種:ミズナラ、アカガシワなど/園芸品種:オウゴンカシワ(ナラガシワ近縁種)、ハゴロモガシワなど
文 化

・名の由来は、古代に飯を炊いて盛るのに用いられたことから(炊葉[カシキハ])。
・大きく芳香のある葉は、かしわ餅を包むのに利用されることで有名。
・食物を盛る器として、古代に多用された。
・伊勢神宮の神事として、吉兆を占うことに葉が利用される。
・花言葉「自由」

メ モ ・繁殖は実生による。園芸種は接木。
・成長は遅く、移植も難しいので早期の修景利用にはあまり適当ではない。
コナラやミズナラと自然交配し、雑種をつくることがある。
・道東、道北では海岸防風林として植林される。北海道の石狩海岸のカシワ天然海岸林は長さ約20km最大幅約500m以上に及び、日本でも最大規模。
事例写真 ・巨木「勝源院の逆さガシワ」(国天。岩手県紫波町。根元周5m。推定樹齢300年)
冬姿
備 考  
参考文献
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