クヌギ 橡、椚、櫟

Quercus acutissima

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全景

2005年7月 茨城県下妻市
2005年4月16日
埼玉県川口市
雄花序
2005年7月
茨城県下妻市
樹皮
東京都八王子市 2005年7月
茨城県下妻市
分 類
高木
区 分 落葉広葉樹
科属 ブナ科コナラ属
別名と外国名 別名:クノギ/英名:Japanese chesnut oak/中国名:橡、櫟
自生地(原産地) 岩手山形以南、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾、東南アジア、ヒマラヤ
樹 高 15m
開花期と結実期 花:4~5月/実:10~11月
特 性 日照は中庸樹~陽樹/生長はやや早い/萌芽力あり/乾燥に耐える/水湿地に耐える
植栽域 北海道~九州
美 性 多くは単幹で、樹形も整う。雑木林をコナラと共に代表し、エゴノキやリョウブなどと混植されることが多い。樹皮は厚く、縦に深く不規則に割れ、コナラに比べ無骨な印象をもつ。ドングリの樹。甘い香りのする樹液にはカブトムシをはじめ、様々な夏の昆虫が集まる。秋には黄褐色に黄葉するが、多くの葉は翌春まで落葉せずに残ることがある。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理

・直根性で移植に際しては、根回しを行なう。
・自然樹形を活かした剪定にとどめる。

・虫害:アブラムシ類(クリオオアブラムシほか)など。

類似種と品種 類似種:アベマキ、クリ
文 化

・材は薪炭や器具材、シイタケのほだ木として利用される。特に薪炭としては良質で高級品。
・実は染料として利用され、上代の頃は庶民の衣服を染めるのに使われた。

メ モ

・雌雄同株。
・コナラと並び、雑木林の主要構成種。薪炭材として繰り返し伐採され、萌芽更新によってその雑木林は維持されてきた。
・クヌギのドングリはずんぐりとしていて丸く、「オカメドングリ」と呼ばれる。

備 考  
参考文献
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