コナラ 小楢

Quercus serrata Thunb.

関東の雑木林の主人公 indexへもどる
全景

2023年5月1日 新潟県新潟市
日本ボケ公園
2005年4月17日
埼玉県川口市
川口市グリーンセンター
2005年5月
東京都品川区
樹皮
埼玉県戸田市
彩湖・道満グリーンパーク
2005年4月
東京都足立区
都市農業公園
分 類
高木
区 分 落葉広葉樹
科属 ブナ科コナラ属
別名と外国名 別名:ナラ、イシナラ、ホウソ/中国名:抱樹、青岡樹
自生地(原産地) 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島。
樹 高 5~20m
開花期と結実期 花:4~5月
特 性 日照は中庸樹~陽樹/生長はやや早い/耐潮性はやや弱い/耐煙性はやや弱い/萌芽力あり/乾燥に耐える/移植困難
植栽域 北海道~九州
美 性 地味で控えめな樹。樹形は不整形で野趣に富む。大木では重厚感を漂わせる。新芽の時期は銀鼠色を呈し、独特の色調が目立つ。紅葉は、黄色や赤色に変色し、その色調は派手さはあまりないものの、深みがあり趣がある。雑木林風の植栽には、当樹を高密度で植えることが多い。
用 途 公園樹、庭園樹
管 理

・活着すると、手間がかからないほど丈夫。
・自然樹形を活かした剪定にとどめる。

・病害:ナラ・カシ類萎凋病(ナラ枯れ病)など
・虫害:オオトビモンシャチホコなど

類似種と品種 類似種:ミズナラ
文 化

・材は薪炭や器具材、シイタケのほだ木として利用される。
ドングリの木。ドングリは飛騨地方で灰汁抜きをした後、ナラ団子として食用とされた。
・落葉は昔、堆肥化され、水田の肥料とされた。

メ モ

・雌雄同株。
クヌギと並び、雑木林の主要構成種。薪炭材として繰り返し伐採され、萌芽更新によってその雑木林は維持されてきた。
・どんぐりを発芽させるには乾かさないことが肝心。

事例写真 独立木の新芽(東京都八王子市多摩森林科学園森林2004.4.17)
雑木林風の植栽(東京都新宿区京王プラザホテル2004.12.28)
公園利用された雑木林(神奈川県相模原市相模原公園2006.5.24)
冬の雑木林(神奈川県横浜市寺家ふるさと村2004.12.30)
春の雑木林(東京都八王子市。2006.4.15)
紅葉の樹冠(東京都調布市。神代植物公園。2021.12.11)
全景(東京都大田区。東京港野鳥公園。2005.5)
備 考  
参考文献
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