キリシマツツジ 霧島躑躅 |
Rhododendron × obtusum |
ヤマツツジの面影のある園芸品種 | indexへもどる |
全景 | 花 | 葉 |
2007年4月21日 東京都調布市 神代植物公園 |
2007年4月21日 東京都調布市 |
2007年4月21日 東京都調布市 |
花 | 実 | |
2005年4月21日 東京都調布市 |
準備中 |
分 類 | 低木 | 区 分 | 半常緑広葉樹 |
科属 | ツツジ科ツツジ属 | ||
別名と外国名 | 別名:ホンキリシマなど | ||
自生地(原産地) | 園芸品種 | ||
樹 高 | 1~3m | ||
開花期と結実期 | 花:4月中旬~5月中旬 | ||
特 性 | 陽樹~中陽樹/生育は遅い/細根性/移植容易/萌芽力強い/剪定に耐える | ||
植栽域 | 九州~北海道 | ||
美 性 | 小ぶりな花をたくさん咲かせる。葉はサツキツツジに似ているが、やや大きい。 丸葉、剣葉のものもある。群植、列植に適し、庭園のほか、公共施設、学校等の緑化にも広く用いられている。 | ||
用 途 | 公園樹、庭園樹、寄植え、刈込物 | ||
管 理 | ・翌年も花を咲かせるには、剪定は花後すぐ~6月までに行なう。 ・大きさを維持するには、毎年の刈込みが必要。当年枝で、葉を少し残した程度の強さで剪定するのが、基本。 ・時には、混みすぎた枝を抜いたり、前年枝までの切戻しも良い。 ・花がら摘みは、翌年の花つきをより良くするために行なう。 ・病害:褐斑病、花腐菌核病、もち病、ペスタロチア病など。 ・虫害:ツツジグンバイ、ベニモンアオリンガ、ハダニ類(フシダニ)、ゴマフボクトウ、ルリチュウレンジなど。 |
||
類似種と品種 | 品種:'霧島'(紅一重)、'八重霧島'(紅二重)、'紅霧島'(小輪紅一重)、'日の出霧島'(中輪鮮紫紅一重)など 近似種:クルメツツジ、ヤマツツジ ツツジ品種図鑑はこちら。 ツツジ品種図鑑50音総索引はこちら。 |
||
文 化 | ・九州地方に自生するヤマツツジとミヤマキリシマとの交配から選抜された品種、もしくはサタツツジが関与するなど、来歴には諸説ある。
・キリシマツツジはクルメツツジと江戸キリシマに大別され、江戸時代中期に、江戸染井を中心に流行し、その後、全国的に栽培が大流行し、江戸キリシマと呼ばれる品種群がある。各地に老木が残っている。また、福岡県久留米地方で作出された品種群はクルメツツジとして大別される。 ・もとは、江戸時代の寛永年間(1624~1644)に、薩摩で作出されたとされる。 ・日本最古の園芸書である「花壇綱目」(1681年)や「錦繡枕」(1692年)などに多数の品種が記録されている。 |
||
メ モ | ・春葉と夏葉の区別があり、夏葉の方がやや大きい。 |
||
事例写真 | ・品種の寄植(2007.4.21。東京都調布市神代植物園) ・名所:つつじが丘公園(群馬県館林市) |
||
備 考 |
参考文献 「よくわかる栽培12ヶ月ツツジ、アザレア」国重正昭,日本放送出版協会 |
PAGE TOPへもどる indexへもどる HOMEへもどる |