ナツミカン 夏蜜柑

Citrus natsudaidai

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全景

2007年12月2日
神奈川県横浜市
横浜こども植物園

2022年5月7日
福岡県福岡市

2007年12月2日
神奈川県横浜市
樹皮

2007年12月2日
神奈川県横浜市

2007年12月2日
神奈川県横浜市
分 類 高木 区 分 常緑広葉樹
科属 ミカン科ミカン属
別名と外国名 別名:ナツカン、ナツダイダイ、ハギカン/英名:Natsudaidai orange,Japanese summer orange
自生地(原産地) 園芸種
樹 高 3~6m
開花期と結実期 花:4~5月/実:10~11月(生食には翌4~5月まで完熟させる)
特 性 陽樹/耐寒性はやや弱い/耐暑性は強い
植栽域 新潟・茨城県以南、四国、九州
美 性 高さ3mほどにこんもりと茂る柑橘類。橙黄色の大きな果実は秋から翌夏まで鑑賞できる。食用や観賞用として植栽され、地中海風の雰囲気を演出するのにも利用される。
用 途 庭園樹、果樹
管 理 ・剪定は2月下旬から3月にかけての春先に行うが、樹形は自然にまとまりやすく、樹形を乱す枝を抜く程度にする。
・樹勢を維持するための摘果が行われることがある。

・病害:かいよう病、そうか病、黒点病など。
・虫害:カミキリムシ類(ゴマダラカミキリ)、カイガラムシ類、ハダニ類(ミカンハダニ)、アゲハチョウ類など。
類似種と品種 品種:‘アマナツ(川野ナツダイダイ)'‘ヒュウガナツ'など
文 化 ・名の由来は、果実が翌夏になって食べられることから。
・江戸中期、山口県長門市大日比に漂着したミカンの種を育てたのが起源と言われる。原木は現存し、国指定の史跡及び天然記念物に指定されている。
・山口県萩市において、明治以降、食用のための栽培が始まる。
・晩秋に実をつけるが、酸味が強すぎて食べにくいが、翌夏になると酸味が減じて、夏の柑橘類として利用されている。
・果実は生食されるほか、ジュースやマーマレードに加工される。果皮は陰乾しされ、疲労回復の入浴剤にする。
・山口県の県花。
メ モ ・自家結実性で1本でも実をつける。
・果実は直径約12cm内外で、重さは300~500gほど。
事例写真  
備 考  
参考文献

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