シラカシ 白樫 |
Quercus myrsinaefolia |
関東の家や畑を守り続けた樹 | indexへもどる |
全景 | 花 | 葉 |
![]() 2005年5月 東京都品川区 |
![]() 2015年5月6日 横浜市港北区 大塚・歳勝土遺跡公園 |
![]() 2005年4月 東京都調布市 神代植物公園 |
実 | 樹皮 | |
![]() 2005年4月 東京都調布市 神代植物公園 |
分 類 | 高木 |
区 分 | 常緑広葉樹 |
科属 | ブナ科コナラ属 | ||
別名と外国名 | 別名:クロガシ、ホソバガシ/英名:bamboo-leafedoak、japanese white oak | ||
自生地(原産地) | 福島・新潟県以西、四国、九州、済州島、中国 | ||
樹 高 | 10~20m | ||
開花期と結実期 | 花:5月/実:11~12月 |
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特 性 | 日照は中庸樹~陰樹(成木後は陽樹)/生長は速い/耐潮性は強い/浅根性/萌芽力あり/雌雄同株/移植はやや困難 | ||
植栽域 | 東北中部~九州 | ||
美 性 | 幹はまっすぐに伸び、大きいものは20mにも達する。樹皮が灰黒色をしていることからクロカシとも呼ばれる。4~5月ころ若葉とともに尾状の花序をつけ、庭木としてはこのころが最もみずみずしく美しい。 葉は細長く、ツヤのあるグリーンで、軽やかな雰囲気がある。秋にはドングリをつける。 特に関東では昔から家の高垣や庭木として植えられてきた、郷土の樹木。 | ||
用 途 | 公園樹、庭園樹、街路樹、生垣 | ||
管 理 | ・自然樹形を鑑賞する場合は、3月~4月に不要な枝を抜く程度。 ・病虫害が少なく、管理は比較的容易。 ・病害:ナラ・カシ類萎凋病(ナラ枯れ病)、すす病、うどんこ病、紫かび病、ビロード病、褐斑病、白斑病など ・虫害:カイガラムシ類、アブラムシ類(クリオオアブラムシほか)、カシフシダニなど |
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類似種と品種 | 類似種:アラカシ、ウラジロガシ | ||
文 化 | ・北関東における防風垣の代表的樹木。関東ではカシは本種を指すことが多い。 |
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識別ポイント | ・カシの中では細めの葉をもつ。ウラジロガシに似るが、ウラジロガシは①葉裏がより白っぽく、②葉縁が波打つことで区別される。 |
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メ モ | ・樹皮は平滑なものと細かい凹凸のあるものがみられるが、ざらつくような凹凸のあるものは虫害の影響であり、都市部に多く見られる傾向がある。 |
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事例写真 | ・街路樹(千葉県印西市。2010/11/10) |
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備 考 |
参考文献 「花と樹の図鑑」柏書房 |
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